ときどき意味もなくずんずん歩く

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今年に入って新たに発見された作家さん(もちろんキャリアは既に長くってどれくらいからかしらんけど著書も多数って何冊からかはしらんけどな作家さん)。ずんずん歩く、その距離がすごすぎです(笑)

なんともいえない面白さでなんですが、何が面白いのか、なかなか言葉で説明できないのです。この文庫の解説を高野秀行氏がされておりまして、未読の人たちのために、いちばん短く引用ができる部分を紹介してくれています。

 

 

 サラリーマン時代の私は、年三回の大型連休には必ず有休をくっつけてぐいぐい引き延ばし、いつも海外旅行にばかり出掛けては、上司に「たいした根性だ」とスポーツマンのようによく褒められた。幸運にも私の上司はできた人で、私がいくら休もうが黙って旅行に行かせてくれた。帰って来てお土産を渡しても廊下で挨拶してもまだ黙っていたほどだ。

〜私の旅に何をする。より抜粋

 

 

ええ、宮田氏の味が出てますね〜。だいすきです。

私の中で三浦しをんさんと双極といって良いでしょう。トイレの便座に座りながらぱらぱらとめくり読みしつつ、プッと吹き出してる人や、電車の中なんかで読みつつニヤァとしちゃってあぁ恥ずかしいって人が、きっとはずです。間違いなし。